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日経225先物取引とは無関係ですが、不定期で私の本業のパソコンに関する雑記をしていこうと思います。
常に進化を続けるパソコンですが、それに伴い、ソフトの互換性が問題になります。
特に事務仕事で欠かせないオフィス製品(いわゆるワードやエクセル、パワーポイントなど)は、知らないがゆえのトラブルが多いです。
今日はオフィス新旧製品の互換性についてご説明します。
バージョンの調べ方
まず、ご自身がどのバージョン(型式、製品化された年代など)を利用しているかを知っておきましょう。
1つの判断として下記の画像のようにアイコンでわかりますね。
これでしたらoffice2010です。
アイコンがわからない、数字がないという方はワードやエクセルを起動して、「ヘルプ」という個所を探してください。
古いものだと、画面上部右の方にあります。
新しいタイプですと、左端の「ファイル」の中にあります。
「ヘルプ」の中にバージョン情報と書かれた個所がありますので、それで確認できます。
新旧の互換性
オフィス製品は大まかにこのように変わってきました。(近年のもの)
OFFICE XP(2002)
OFFICE 2003
———————————-ここで形式が大きくかわり互換の問題発生
OFFICE 2007
OFFICE 2010
OFFICE 2013
上記に記したように、2003までだと、機能そのものが増える程度で、作成したファイルが開けない、という問題はありませんでした。
ところが2007以降は保存形式が変わりました。
そのため、2007以降のバージョンで作成したファイルはそれ以前の環境では開けない状態になりました。
具体的に言うとこんな感じになりました。
- A社とB社はワードのデータをやり取りしていた
- A社もB社もパソコンの環境は同じであった
- A社がパソコンを買い替え、OFFICE 2003からOFFICE 2007にかわった
- A社がOFFICE 2007で新規で作成したワードのデータを今までどおりB社にメールで送った
- B社は今まで同様に受け取った添付ファイルを保存し、開こうとしたが、開けなくなった
- B社から送った2003で作成したファイルはA社では問題なく開くため、B社に問題があると判断された
このような事例がたくさん起こりました。
単にバージョンが変わり互換性がなくなっただけで、仕事に影響してしまいます。
このような場合、どうしたらよいか、B社がパソコンを買い替える?
強引ですが簡単ですね。
しかし知識があれば買い替えなくても抜け道はあります。
買い替えず、ファイルを今までどおり開ける方法があります。
その1 B社がOFFICE互換パックを入れる
Microsoft社(OFFICEを開発している会社)では、このような事態を避けるために、古いOFFICE製品であっても
新しいバージョンのファイルを開くことができる「OFFICE互換パック」を公開しています。
下記よりパソコンにダウンロードし導入することで、新しい形式のファイルを開くことも上書き保存することも可能です。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=3
概要についてこちらで書かれています。
http://support.microsoft.com/kb/924074/ja
ご注意)導入はご自身の判断で行ってください。上記を実行してパソコンに不具合等が発生しても当方では一切の責任を持ちません。
その2 A社がB社に合わせてバージョンを下げて送る
もう1つの方法として、バージョンを下げて保存する方法があります。
あらかじめ相手が2003以前のバージョンを使用している、と知っていたら、自分の方が相手に合わせてバージョンを下げて保存できます。
Excel、PowerPoint、Publisher、Visio、Word で、下記の方法が使えます。(若干表記が違う場合があります)
- 「ファイル」タブをクリックします。
- 「保存と送信」 をクリックします。
- 「ファイルの種類の変更」 で、以前のファイル形式97-2003を選択します。
- ファイルの名前を 「ファイル名」 ボックスに入力します。
- 「保存]」をクリックします。
エクセルの場合のイメージ画像です。
この場合新しいバージョンと古いバージョンと両方保存しておく方が良いです。
最初に新しい標準の保存で保存したあとに、古いバージョンで保存し直してください。
いずれの方法でも、古いOFFICEで開いた場合、古い形式に保存し直した場合、
新しい機能は却下されます。
言い方が悪いですが、新しい機能を埋め込んだ部分は、図形に変換されていたり、
オートシェイプなどの図形関係はずれてしまうことが多いようです。
単なる文字や表だけであれば、さほど問題はありません。
開けないより「マシ」と考えましょう。
ご訪問ありがとうございました。
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